ビューティフル・ボーイの映画タイトルの意味と由来は?原作と元ネタとなった話のモデルも紹介

2019年4月12日公開 ティモシー・シャラメ主演のビューティフル・ボーイ。

ドラッグに冒された息子と、助けようとする家族、父と子の物語を軸とした映画ですが、これは実のお話です。原作の元になった本のことや、モデルとなった人物、そしてタイトルの『ビューティフル・ボーイ』の意味と由来をご紹介します。

ビューティフル・ボーイの原作と元ネタとなった映画のモデルは?

 

映画『ビューティフル・ボーイ』は、ライターのデヴィッド・シェフと、その息子で脚本家のニック・シェフ、2人の実在の人物がモデルとなっている映画です。

音楽ライターの

父親のデヴィッド・シェフは、1955年生まれ。

ローリングストーン誌などの雑誌や新聞に寄稿している売れっ子の音楽ライターです。ニックの母である最初の妻と離婚後、再婚し、ニックとは母親違いの息子が生まれています。

息子のニック・シェフは、名門校に通い、一家は順風満帆に見えたことでしょう。

そんな自慢の息子ニックが薬物にとりつかれてしまったのです。

そこで父のでデヴィッドは、自分の人生の混沌とした部分に向き合うための方法とし手記を書き始めました。

2007年デヴィッドが、息子ニックのドラッグとの格闘を綴った「Beautiful Boy:A Father’s Through His Son’s Addiction」はニューヨークタイムズマガジンに掲載された記事を元に父の視点を軸とした本として書き上げられました。

デヴィッドはが自らの本を出版しようとは考えて書いたものではなかった手記が、結果的に本になり、数々の賞に輝いたのでした。

名門校に通う優しく優秀な青年

息子のニックシェフは1982年生まれ。

幼い頃に両親の離婚を経て、父親に引き取られます。その後、父親は再婚して、母親の違う弟が生まれます。弟ジャスパーの誕生を喜び、優しい兄で、真面目な青年でした。

家族の期待にこたえようと。

成績優秀で名門校に通い、スポーツ万能。申し分のない青年は、両親の自慢の息子だったでしょう。

しかし、そんな真面目な息子が、薬物に手を出すことになってしまいます。

映画の中で「自慢の息子ではなく、ありのままに受け止めて」と訴えるニックが描かれています。

薬物に手を出してしまって、ドラッグ依存症となった体験を綴った回想録『Tweak』が、映画の原作の、息子側からの側面が描かれた内容となっています。

ニックは13回の依存症再発のため7つの治療センターを訪れ8年間の治療をしています。ニックが手記を書き始めたのは、リハビリが失敗した頃からでした。

ニックの治療した期間が8年間。その間の家族の苦悩は想像するにあまりあります。

 

しかし、現在のニック・シェフは、人気ドラマを手がける脚本家となっています。

2014年に小説『Schizo』を発表し、雑誌への寄稿なども手がけ、Netflixの人気ドラマ『13の理由』の脚本を担当しました。

 

13の理由の予告編はこちら

 

原作は父と息子の2人の手記

デヴィットとニックふたりが書いた手記は、本にするためではなく、自分のために書いていた手記でした。

親子が離れている間。それぞれが書いていた手記を、後にお互いが読むことで、それぞれの相手の置かれた状況を知る事になり、誤解がとけるきっかけになったのでした。

 

Beautiful Boy デヴィッド・シェフ著

原作本は2019年4月3日に日本で発売されています。

 

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Tweak ニック・シェフ著

回想録『Tweak』は、書籍での販売が見つかりませんでしたが、AmazonのKindleで英語版を読むことが出来ます。

 

Tweak ニック・シェフ

 

 

その後 実話が描かれた2冊が出版されることになったのでした。

その話題の2冊の本を組み合わせようとしたのは、ブラッド・ピットとデデ・ガードナーが経営する制作会社プランBエンターテインメントのプロデューサーのジェレミー・クライナーでした。

プロデューサーたち製作者はデヴィットとニックのふたりと時間をかけて向き合い、結果的に双方が納得する映画が出来たのです。

 

ビューティフル・ボーイの映画タイトルの意味と由来

 

ニックもデヴィットも、自著の本の中でいくつかの曲をとりあげています。ふたりともが本の中で書いていた曲が

ジョン・レノンの『ビューティフル・ボーイ』

でした。

『ビューティフル・ボーイ』は、父のデヴィットが、ジョン・レノンの歌にちなんでつけたものです。

 

曲の「Beautiful Boy」は、ジョン・レノンが、当時5歳だった息子のショーン・レノンのことを「Beautiful Boy」と。

可愛い、可愛いと呼びかけて、ショーン・レノンに捧げた歌でした。

映画の中では、デヴィッドが、この歌を、子守唄としてニックに歌っています。

 

1980年12月8日に亡くなったジョン・レノンの最期のインタビューをしたのは、デヴィットでした。

 

デヴィットにとって、ジョン・レノンのインタビューは特別であり、また、映画の中でも、息子ニックへの子守歌として「Beautiful Boy」を歌っています。

まとめ

 

ビューティフル・ボーイというタイトルの通りに美しいティモシー・シャラメが、親の期待にこたえようとして苦しみ、ドラッグに手を出してしまうというやりきれない物語です。

愛情をかけられて育ち、息子も家族を愛している。なのにドラッグに手を出してしまうのです。

実在の人物が、現在は脚本家として活躍していることから、最後は希望をもったエンディングになるのでは?と期待しています。

親の愛が、子供にとっては苦しみになったり、手助けすることによって、どんどん助けられないことになったりすることもある。この映画を見る多くの親が、この場面でどうしたらいいのか答えが出ないのではないでしょうか。

「あなたのために」と親が口出しをするのは、子供のためではなく、不幸になる子供を見るのが親自身が辛いから。だから子供に不幸になってほしくないという親自身の幸せのためだと。育児セミナーで聞いたことがあります。

”大切な自分の『息子』を傷つける『息子』への怒り”という感情もあるのかも知れません。しかし、息子に幸せでいてほしいと願う単純な気持ちもあるかと思います。

ビューティフル・ボーイは、第76回 ゴールデン・グローブ賞ノミネートのほか、すでに数々の賞を受賞しています。

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