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映画『人間失格』はR15指定!対象年齢とその理由は?

映画『人間失格』はR15指定です。

対象年齢は?

その理由は?

映画を見て思ったその理由をご紹介します!

映画『人間失格』はR15指定!対象年齢は?

映画『人間失格』はR15指定です。

15歳未満のお子さんは鑑賞出来ません。 

R15に指定される映画は、入場規制・鑑賞規制され、暴力的な度合と性的な度合いによって判断されます。

『人間失格』は、性的描写があります。

太宰治がアルコール中毒である様子がつぶさに描かれていますが

薬物に関してはあまり触れておらず、

暴力的な描写なども特になかったかなという印象です。

 

15歳未満は見ない方が良いと判断されている内容の作品です。

しかし、映画の座席指定券はネットで購入出来るため、入場の時に係員の人に年齢を確認されなければ、実際には、鑑賞出来ることがあるかも知れません。

そこは自己責任で考えたいところです。

映画『人間失格』はR15指定の理由は?

映画が公開前から話題になっていたのは、

太宰治を演じる小栗旬さんと3人の女性とのラブシーンです。

妻、宮沢りえ

愛人 沢尻エリカ

愛人 二階堂ふみ

この3人の女優さんとのラブシーンがかなり濃厚だと話題になっていましたよね。

 

実際に見て思ったのは、たしかに過激な部分もあります。

家族でテレビを見ていたとして、気まずい空気が流れるようなラブシーンが、たくさんあります。

 

しかし、監督が蜷川実花さんです。

3人の女優さんたちの美しさを引き出した肌見せはさすがだと思いました。

 

それぞれの女優さんとのラブシーンについては。

 

 妻、宮沢りえさんとは、日常の生活感を感じる中で、太宰の苦悩とそれを受け止める妻としてのシーン。

 

 愛人、沢尻エリカさんとは、伊豆の大きな洋館の中で、高価調度品に囲まれて幻想的なシーンであったり、太陽の光が差し込むネコ脚のバスタブであったり。

白と赤。

花がふんだんに使われて、

ファッション誌を見ているかのような、美しい色使いです。

あれ?

なんだか既視感がある?って思ったら。

蜷川実花監督作品の映画『ヘルタースケルター』でも、

沢尻エリカさんが、花びらの敷き詰められたバスタブに浸るシーンや、

美しい調度品に囲まれた部屋の中のシーンがありましたね。

 

 

 愛人、二階堂ふみさんとは、情熱的なラブシーンがありますが、二階堂ふみさんの心の情熱がすごくて、その流れの中で自然だと思いました。

二階堂ふみさんは、映画『リバース・エッジ』でもすでにヌードになっていましたね。

『人間失格』の中で変わっていく富栄を演じ、他のすごい女優さんだと改めて思いました。

映画『リバース・エッジ』を無料視聴出来る動画配信サイトはこちら

 

R-15で、ラブシーンがあるというと、女性がひとりで見に行きづらいですよね。

でも、とても美しいシーンがあり、3人の女性の心情が描かれています。

優柔不断な男の気持ちを知りたい!

という女性にもおすすめしたい映画なのです。

『人間失格』は、女性でも、ひとりで見に行ってもOKなんじゃないかなって思います。

実際、私もひとりで見に行きましたが、近くの席はご夫婦だったし、他のお客さんたちが男性ばかりという感じではなかったです。

それでも気になる場合は、

座席を指定する時に、一番端の通路側の席にしておくと、

男性に挟まれることがないのでおすすめです。

ストーリーを楽しめる年齢について

R15指定ということで、15歳未満は見れないのですが。

 

そもそも小学生を連れて見る内容でもないというか。

「人間失格」を小学生が見て楽しいのか?という点もあります。

 

では中学生だったらどうかというと

太宰治の小説が好きな中学生もいると思いますが

描かれているのは、

愛人と妻の間で悩み、名声を得てもなおもがく男の姿です。

お酒に溺れていく矛盾した気持ち。

刹那で理不尽で、でも止められない。

といった大人の事情。

 

太宰治の小説が好きでも、この映画はまた違うかも?と個人的には思いました。

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