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白い巨塔(2003)1話あらすじと内容ネタバレ!東教授が財前を嫌う理由は?

2003年放送、唐沢寿明さんが財前五郎を演じた『白い巨塔』物語のはじまりとなる第1話は、物語の序章として伏線が多く描かれています。第1話のあらすじとネタバレをご紹介します。

※内容にネタバレをふくみます

白い巨塔(2003)1話ネタバレ|東教授が財前を嫌う理由は?

東教授が財前を嫌う理由は?

浪速大学医学部附属病院で、大阪府知事の手術が行われようとしています。

現役の知事が自ら癌になったことを公表して手術を受けることで注目を集め、病院にもマスコミが詰めかけ、世間の注目を集めている手術。

その手術の執刀医が財前助教授なのです。

手術を見学する鵜飼部長、東部長ら多くの医師が執刀医である第一外科の財前助教授が手術室を見守る中、財前助教授が現れ、手術が始まります。

しかし、緊張した佃医師のミスで、手術中に出血が起こり、動揺して動けなくなった佃医師に、財前助教授は

「君がミスすると患者が死ぬぞ。しかし、君が死ぬわけじゃない」

と叱咤し、佃医師は平常心を取り戻し、手術は成功しました。

 

手術が成功したのに、苦々しい顔の東教授。

東教授はあと半年で退任。

東教授の後任は財前助教授になるのが順当。

しかし、東は「財前はスタンドプレーが過ぎる」と言い、術後の記者会見でも、財前だけが注目されることになったことも面白くない様子。

東は、鵜飼教授に相談し、財前ではないものを自分の後任にしようと画策をします。

東教授が財前を嫌う理由は、財前のスタンドプレーということですが、実のところは、財前の才能に対する嫉妬がある様子。

財前と義父の関係

産婦人科の経営が順調で景気の良い義父の財前又一。

「医は算術や」

「とにかくワシは、あんたにワシの果たせんかった夢、いや恨みをはらしてほしいんや。」

財産を手に入れると、次は名誉ほしいのが人間。

金はどこまでいってもただの金に過ぎない。

財前又一は、医学部の教授を目指した過去があり、またそれを諦めた過去をもち、財前を娘婿に迎えたのは、自分の夢を果たしてもらうためでした。

「ワシは財前五郎という株に投資して名誉を買おうとしてるんや。」

財前には、義父の財力というバックアップがあります。

そして、クラブで財前又一と鉢合わせてしまった東教授の表情から、この義父に対しても苦手ととれる様子が見えます。

財前と里見の関係と2人の違い

財前と里見は、同期の医師です。

出世を望む財前と、患者と向き合うことを大切にする里見。

ふたりの医師の違いが、この第1話ではっきりとわかります。

 

鵜飼教授が見落とし癌の、誤診を疑う里見医師。

鵜飼教授の誤診が明らかになれば、大学病院での立場は悪くなる。里見は、患者のために、検査をし、誤診を見つけます。

執刀を財前に依頼するが、鵜飼の機嫌を損ねたくない財前は、断わります。

ここで、今後の物語の軸となる『医師としてのありかた』や、変化していくさま、また真意の序章となる部分です。

財前の愛人は元医学部のクラブのママ

財前の愛人は、北新地のクラブ「アラジン」のママ花森ケイ子です。

医学の道を目指していたケイ子は、財前の話を理解する良き理解者であり、クラブでの鵜飼教授、東教授が、財前を教授にさせないという密談を財前に耳打ちし、財前を助けようとします。

くれない会の会合

「お母様また例の会合」とひとり娘の佐枝子が言葉にするほど、頻繁に会合があるくれない会の副会長をしているのが、東の妻の政子です。

くれない会は、浪速大学病院の医師の妻たちの会で、今日は、そこで恥をかいたと言います。

「最近、浪速大学の第一外科は、東外科じゃなくって財前外科って言われてるらしいじゃありませんか。どういうことですか?」

と、妻の政子は東をなじります。

ここでもまた、東教授は、財前が原因で家庭でも苦渋にみちた表情に。

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まとめ

教授の部屋と助教授の部屋は、入り口も部屋の中も、まったく格が違うことが、ほんの数秒の描写ではっきりと描かれています。

東教授の部屋の入口と、自分の部屋の入口を見比べる財前。

そこに、教授になることがどれだけ大変で、どれほど差があるのかが象徴的に込めれられています。

第一話では、東教授の財前に対する苦々しい思いが随所に現れています。

そして、財前の表情からも、東に対する積年の思いが。

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